Yahoo!翻訳検索の使い心地は。

新しいオフィスからは国会議事堂の頭が見えます。だからというわけではないのですが、9/11に控えた総選挙に国民の一人としてどんな行動を起こせば良いのか、非常に悩むところです。それにしても、ボーっとテレビを見ているだけでは、判断材料があまりにも少ないと思いませんか。今回の焦点になっている郵政民営化法案に関しては、どんなメリットがあるのか、反対している人はどんな考えでそうしているのかということがよく分かりません。多くの人が幸せになるためにはどのような考えを支持すべきなのか。そして曖昧な気持ちで投票するのは本当の意味で「選挙に参加した」とはいえないのではないのでしょうか。

そこで、今回は新しい角度から日本の行方を考えてみようと思い、8月頭にリリースされたYahoo!JAPANの翻訳検索を使ってみました。これは検索ボックスに入力したキーワードを英語、中国語、韓国語に翻訳して検索し、検索結果を日本語で返してくれるという面白いサービスです。「郵政民営化」と検索すると、各国のニュースサイトが検索にひっかかりました。しかし、日本のそれと同じように、誰かの意見を交えず伝えているものが殆どで、個人的な意見が述べられているページは数えるほどしかヒットしませんでした。せっかくの機会でしたが翻訳検索はほとんど役に立たなかったのです。

翻訳検索がもっと面白いサービスになるために必要なのは、いろいろな国の個人的な意見をもっと簡単に見られるようにすることではないかと思います。インデクスの量をもっと増やすということは大前提として、スラングや独特の言い回しに対応するための翻訳技術がもっと向上したらなぁということです。

それにしても、日本の政治に関する世界の捉え方だけでなく、「本場のキムチの作り方」や、「シン・シティ」のレビューがいとも簡単に検索できる時代がすぐそこまで来ているというのは、目の覚める思いですね。そう、そんな些細なことで、世界はこんなに広かったんだということを改めて認識してしまうんじゃないかという予感がするのです。

結果として、現段階では使い物にならない翻訳検索ですが、私はかなりの期待を持ってその進化を見守って行きたいと思います。


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