「24時間以内に20位以内」の真相

3/9の日本繊維新聞によると、京都の広告代理店が「振袖」というキーワードで最短24時間以内にGoogleで20位以内に入れるというSEOサービスを開始するとのこと。

サンクライム(京都、久保文男社長)は、振袖に特化した限定1社へのSEOサービスをスタートさせる。「最短で24時間以内に、大手検索エンジン「Google」での1位表示の実現を図る」という。インターネット活用に欠かせない検索エンジン。この検索エンジンに上位表示されることが閲覧者の増加につながる。同社では、大手検索エンジンである「ヤフージャパン」または「Google」での上位表示(20位以内)を最短で24時間、最長で6カ月以内に行うことを保証するSEOサービスを提供している。 - 日本繊維新聞 http://www.nissenmedia.com/today/index.php?no=7679

最短24時間以内にターゲットのサイト自体を上位表示させるのはまず無理と言ってよいだろう。つまりこのサービスは普通のSEOではなく、既に上位表示しているURLをレンタルする、ということらしい。

……本サービスでは和装業界クライアントに特化して、当社にて事前に上位表示(Google)されたサイト自体を担保としてSEOを提供します。 運営サイト「振袖大辞典」はGoogleにて、キーワード「振袖」にて1位表示されています。当社運営サイトを利用すれば、「振袖」キーワードにおいて、最短24時間以内での上位表示が実現します。…… - プレスリリース http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=5069

「上位表示しているURLをレンタルします」といったSEOのサービス自体は新しいものではないですが、「24時間以内に」という切り口は非常に面白いです。さすが広告代理店ですね。

さてこのサービス、URLはそのままで中身だけを移行する形になるが、中身を変えても順位が維持できるのかどうかが気になるところだ。
実はこの形態のサービスで使っているサイトは大手検索エンジンがバックリンク(被リンク)を重視するという特性を利用しているものが殆どで、通常であれば、コンテンツを変えても順位が大きくは変動しない作りになっているはずだ。さらに今回クライアントは和装業界に限定するということなので、乗せるコンテンツも「振袖」と関連性の高い内容となるだけにそこまでの順位変動は起こらないと予測できる。

URLをレンタルするというこの手法は、ドメインにこだわる必要のないクライアント向けには比較的多く提供されているのではないだろうか。今や人気の高いキーワードでの上位表示を狙っているのは「そこから直接収益を生むサイトを運営する企業または個人」だけではなくなってきており、争いはますます激化する一方であるといえる。


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