MS Excelとの機能比較は何も生み出さない

Google Spreadsheetsの公開に伴っていろいろな議論がされています、MS Excelに対抗しているだとかMSは潰れるとか。たくさんの人がMS Excelとの比較をしたがっているようですが、私はid:ktdiskさんのブログ記事にあるように、Nicholas Carrの主張っていうのは一理あるなと思います。

Nicholas Carrが”Google’s Office add-on”というエントリーで"Google Spreadsheet"について下記のような主張をしており、ごもっともという感じがする。
  • C-NetやNew York Timesで"Google Spreadsheet"の投入はGoogleとMSの競争を激化するなんてことが書かれているが、それはGoogleの意図とは異なるのではないか
  • "Google Spreadsheet"の一番の価値はExcelとの互換性であり、Excelにとって変わるというより、Excelをより使いやすくするためのものではないか
  • GoogleがExcelの価値を高めるのと同様に、MSも"Google Spreadsheet"の価値を高めることになるのではないか
  • Googleの狙いはデスクトップのスプレッドシート市場でMSに戦いを挑むことではなく、Excelファイルや各種データをオンライン上で共有するという今までにない市場での存在感を高めるということではないか
~~~~~

結局Googleの最も重視することは如何にGoogle Networksに人々を誘導するかということであり、デスクトップのスプレッドシート市場で覇権を握るMSに挑むなんていう、経営資源を著しく浪費する苦行に身を投じる気などさらさらないのだろう。

まずブラウザ上で動くものには限界がある。というかWindows上で動く他のExcelみたいなソフトだってExcelを超えられていない。それはWindowsのソフトがいつだって他のソフトより優位になるように、Windowsの仕様を全て公開していないからなんだよね。なんでもそうだけど、ずっと使いたくなるものって些細な部分がよく考えられているからなんだと思う。
ということはGoogleはブラウザ上でやると決めた以上、Excelを超えることは念頭に置いていない。あくまでもExcelを始めとする表データをWeb上で共有するためのものなんじゃないのかな。
簡単な機能比較をしたって何も始まらない気がします。


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