「京都」「初夏」「花」と検索して見つけました
04/27/2006, 12:08 | Category: ヒント
「検索サイトで○○と検索してください」という誘導手法は定着してきている。
大体この○○には企業名やサービス名などの固有名詞が入ることが殆どなのだが、そうでないキーワードで検索させてしまう広告を発見した。これにはどんな思惑が隠されているのだろうか。
例えばJTBの広告のコピー。
『弟が「京都」「初夏」「花」と検索して見つけてくれました』(正確には覚えてませんがこんなニュアンス)
大写しにされた初夏の京都の庭の右端に小さく、こんな一文が。
これは必ずしも「検索してください」といっているわけではないと思う。
しかし実際にそのように検索するとJTB「奈良・京都初夏の花めぐりと特別拝観の旅」のページが2番目に出てくる以外、他は知識系のページしか出てこない。キーワードを限定し、比較するもののない場所へユーザーを誘導できている。
これを見て思い出したのが英会話教室GABAの
『「マンツーマン英会話」で検索しよう』
これも企業名、サービス名以外のキーワードで検索させ、誘導する手法だ。
GABAの場合、「マンツーマン英会話で検索して、いろいろと比較してみよう。マンツーマンだけに特化している会社を選ぶのが通ってもんだよ」といったご丁寧なアドバイス付き。選び方を教えてあげることで最終的には自分のところを選ぶように仕向けている。この手法はネットの世界に限らず今までもたくさん使われてきているわけだが、これが面白かったのは「AIDMA」に変わるユーザーの消費行動「AISCEAS」を広告にからめた、一つのモデルなのかなと思ったのだ。
■AISCEAS
Attention(注意)
Interest(興味)
Search(検索)
Comparison(比較)
Examination(検討)
Action(購買)
Share(共有)
「マンツーマン英会話」という限定的なキーワードで検索させ、少ない候補の中で比較させる。
そしてその検討の際の指標を予め伝えておく。
たとえ「英会話」で1番になっていても、ユーザーは必ず「Comparison(比較)」しますので
「英会話で検索してね!」というと逆に他の競合サイトも見に行ってしまう可能性が大いにあり、非常にリスキー。
それを極力減らすために2つのハードルを越えたところに誘導してあげた。これが今回の手法のポイントなのです。
それに、ユーザーにとってみれば、あからさまに「GABAで検索しよう」と言われるよりも「マンツーマン英会話で検索して、比較してみよう」と言われる方がずっと個性的なので、数ある中吊り広告の中でも「Attention(注意)」を惹くことができ、内容に「Interest(興味)」を持ってもらえる可能性が高まるのです。
マス向け広告からウェブサイトへの誘導方法、少し考え直してみる必要があるかもしれませんよ。









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