SEOは校閲でありたい

「キャノン」と「キヤノン」では、もちろん「キャノン」の方が検索数が多い。
それも、6倍近くの差がある。

SEOという観点から見たとき、カメラを売るようなサイトを運営していたとすると、例え表記が間違っていようとも引き合いの多いキーワードで上位表示させたいと思うのは当然だ。

しかし理想を言えば、SEOは、サイトのデータを校閲するという行為でありたいと思う。

雑誌や本では、出版される前にその中の文章に間違いがないかチェックする「校閲」という作業が入る。表記の間違いだけでなく、本当のことを書いているかどうか、言葉の使い方が差別に当たらないかどうか、ことわざや比喩の使い方が正しいかどうかなど、専門家に厳しくチェックされる。

Webでのパブリッシングはそこまで慎重でないにも関わらず、意外と簡単に信じられてしまうという現実がある。

Webの情報を正しいものに書き換えていくのは、一体誰なのだろうか。そう考えると、文章を正しくマークアップしてデータベースに登録していくSEOエンジニアは、Webの世界での校閲者なのかもしれない。

つまり、<b> を <strong> に修正するのに加えて、
「キャノン」は「キヤノン」に、
「ブリジストン」は「ブリヂストン」に変えていけたらなぁと思うのだ。

検索エンジンを図書館に近づける。ウェブサイトを本に近づける。それがSEOエンジニアの使命のように思えてならない。

そして、目を引く装丁で、タイトルも面白そうで、内容も充実している本を、目立つところに置く。SEOとは、そういうサービスでありたい。


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